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今回の帯授与式では、上山さんに黒帯を授与しました。上山さんへの黒帯授与は、トライフォースが次のステージへ進んだことを感じさせてくれます。

これまで私が黒帯を授与した植松、渡辺、石川、中山、芝本の5人は、世界柔術、アジア、ヨーロッパ、東京国際等の各選手権において、優勝、入賞経験を保持する者ばかりです。彼らは20代の全てを柔術に捧げ、現在はプロの指導者として道場を構えています。

彼らとは師弟関係であると同時に、芝本を除いては、柔術第一世代として共に戦った盟友であり、同じ試合会場の同じマットの上で戦ってきた仲間でもありました。

一方の上山さんは、30代半ばから、格闘技未経験の白帯として私の下で柔術を始め、ここまでたどり着いた生徒さんの第一号です。お医者さんとしてお忙しい日々を過ごしながら、毎日コツコツと練習を積み重ねて来られました。試合にも積極的に参加し、これまで優勝してきた大会は数知れません。先日のアジアオープンでも二冠王となりました。

また上山さんは常に道場生のお手本でもあり続けてくれました。毎日の練習では、ウォームアップから真剣に取り組み、テクニックの反復練習も決められた時間を黙々とこなします。進んで掃除機の役を買って出て下さるのも上山さんです。更衣室では荷物を小さく畳み、シャワー待ちでは譲り合い、道場の親睦会には欠かさず参加し、帯授与式には必ず列席し、大会があれば仲間の応援に駆けつけて下さいます。上山さんの尊敬出来るところは数えきれません。

そんな上山さんに、私からの卒業証書を送ることが出来て感無量です。私は単なる柔術の評価者に過ぎませんので、人間としては、尊敬する上山さんの姿勢を学びつつ、今後も道場で共に汗を流していく所存です。上山さんの黒帯昇格から始まるトライフォースのセカンドステージでは、今後もたくさんの黒帯が誕生していくことを楽しみにしています。