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こんにちは早川です。

日曜日の帯授与式では木村さん、薗部君に青帯を授与致しました。

そしてサプライズで松本さん、真鍋さんにも青帯を授与し、インストラクターの宮本に茶帯を授与しました。

みなさんには、新しい帯を巻き、新たな気持ちで練習に励んで欲しいと願っています。

今回の授与式には、いつにも増して多くの会員さんが参加してくれました。震災で閉館して以降、最もたくさんのメンバーが集まった日になったのではないでしょうか。

仲間達と再会し、喜びを分かち合い、合同スパーで共に汗を流しました。かけがえのない1日となりました。

授与式に合わせまして、東北関東大震災でお亡くなりになれた方々のご冥福を祈り、全員で黙とうを捧げました。

幸運にも生き残った私たちは、今後も被災地の皆様へ出来うる限りの支援活動をしていかなければならないでしょう。

当然、人それぞれに考え方があり、決断があります。支援の仕方も様々であると思っています。

私はこのトライフォースという場所で『柔術』というキーワードで繋がる仲間達へ、リーダーとしての自分の率直な考えを伝えました。

私は勇気を発信する側に回ろうと思います。勇気の出そうなことをたえず発信しようと思います。

私がハワイに居たとき、『一刻も早く東京へ帰らなければ』と強く思った時のことをお話しました。

それは糸魚川さんから『みんな無事です。ただこれから第2次派遣隊として出陣するかもしれません。』というメールが送られてきた時でした。

私はこれまでの人生で経験したことのない心境に陥りました。

ご存知の通り、トライフォースにはたくさんの消防隊員が在籍しています。

彼らが危険地域に派遣されたならば、もう二度と会えないかもしれない。そんな考えが頭をよぎりました。

あの時点ではまだ大きな余震も続き、原発の情報も乏しく、今以上に先行きが不透明な状況であったからです。

一番強く思った事は、糸さん、宮本らTF消防隊が無事の帰還を果たした際に、また「早川先生」と呼んでもらえる人間であり続けなければということでした。

彼らが帰還を果たした時に私が道場にいないなどいう事は、あってはならないと思いました。

糸さん達の出陣はとりあえず見送られ、無事に再会することが出来ました。本当にホッとしました。

宮本をイジメるのはもう止めようと心に誓ったくらいでした(笑)。

帰国後、多くの会員のみなさんが道場の再開を心待ちにしてくれている事を知りました。

この道場はみんなにとって私の想像以上に大切な場所であり、心の支えであるのだなということも改めて痛感致しました。

私に出来ることは、この道場を守り続ける事、それだけです。

今後も力の続く限り、みなさんと共にあり続けます。